シリコン系、ウレタン系の他に、アクリル系、油性系
材料と道具
シーリング材にはシリコン系、ウレタン系の他に、アクリル系、油性系などがあり、それぞれ適しているとされる箇所があります。
業務用としてよく使われるのは、変成シリコンとウレタンのシーリング剤で使い分けが必要ですが、ウレタンの方が性能が、上から塗料を塗った時の密着性が高くなります。
また、一成分形のものと二成分形のものがあります。
一成分系はチューブのまま押し出して使えるので、施工が簡単です。
二成分形のものは、専用の機械で撹拌(かき混ぜ)してから使用します。
下記は業務用でよく使われる、変成シリコーンというタイプです。
上から塗装をした場合の密着に関する性能がウレタンほどではないので、新築のときのシーリング剤向きです。
新築ならば上から塗装をしないので、塗膜との密着性を気にする必要はないからです。
一成分形のものと二成分形どちらでも、ブリードという劣化現象を起こしにくい、ノンブリード対応のものを選ぶことが大切です。
また、一成分形のものと二成分形のものでは、注入する際に使用する機材も違います。
注入するために使用する機材はシーリングガンやコーキングガンといいます。
写真左が1成分系のコーキングガンで、チューブをそのままセットして注入することができます。
2成分系の場合は、1度攪拌したシーリング剤機材に充填して注入作業(写真右)をします。